定期テストがなくなる？

働き方改革の一環として公立中学では定期テストがなくなりつつあります。

奈良県や国立中学、他の地域でもこうなっています。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14077176.html

この地域では、奈良西可児中学は中間テストが廃止、美濃加茂東・広陵中学は部分的に廃止、白川中学は中間・期末テストともに廃止、各校とも代わりに実力テストや単元テストになるようです。

定期テストが単元テストに変わることは、中学生にとって大きな変化です。

定期テストは、今まで学んだことを確かめる大切なマイルストーンでした。

この変更にはいくつか懸念材料があります。

まず単元テストに変わると、より狭い範囲でテストを受けることになります。そして自分の学力を全体的に把握する機会が減ります。

定期テストでは、たくさんの教科を一度に勉強してその成果を試すことができました。

しかし単元テストでは、そのような広い範囲をカバーすることが難しくなります。

次に、子どもたちのやる気にも影響が出ます。

定期テストは、目標に向かって頑張るためのきっかけになっていましたが、単元テストでは、長期的な目標が見えにくくなります。これによって、勉強する意欲が低下する恐れがあります。

さらに、私たちも皆さんの進捗状況を見るのが難しくなります。

この地域の高校はほぼ定員割れが続いており、高校受験自体が形骸化しつつあります。

学力を伸ばすきっかけがまた失われるのではないかと心配しています。

これ以上定期テストを廃止する中学校が増えないことを祈っております。

Ａ塾ではどんなテストでも得点できる力をつけてもらえるよう指導していきたいと思います。